
令和元年を振り返ると、eスポーツって正直まだキワモノ扱いだったなって感じがするっす。ゲームなのにスポーツと呼んで金をもらうことに対して、どこか下げた目で見るような空気があったよね。
わかる。当時は「ただの遊びじゃん」っていう認識が強かったよね。スポーツじゃないっていう否定的な意見も根強かったし、今振り返ると時代の過渡期だったんだなって思うよ。
でも今となっては、一つの文化として完全に出来上がってるよね。とんでもない賞金が出る市場に成長したし、今の13歳とかはYouTuberと同じ感覚でeスポーツ選手を将来の夢に掲げている。この変化は本当にすごいっす。
確かにそう考えると、あの頃は「遊びだけど遊びじゃない」っていう境界線が揺らいでいた時期だったのかもね。PUBGや荒野行動といったタイトルが牽引して、FPSやTPSがメインストリームに躍り出たのもこの頃だもんね。
そうっすね。あの頃、シューティングゲームが爆発的に流行ったことで、ゲームに対する世間の解像度が一段階上がった気がするんです。単なる個人の趣味から、観戦して楽しむエンターテインメントへと構造が変わったというか。
確かに。誰かがプレイしているのを見るのが当たり前になったことで、スポーツとしての側面が強調されるようになったよね。今やeスポーツは、単なるゲームの枠を超えて、一つの巨大な産業として確立されたんだなって実感するよ。
本当にそうっす。かつて「キワモノ」と揶揄されていたものが、今や若者のキャリアパスの一つとして認知されている。この8年間の進化は、まさにネット文化が社会のメインストリームに食い込んだ証だと言えるんじゃないかな。
誰もが熱中した「荒野行動」の衝撃
僕たちがPUBGや荒野行動に出会ったのが、ちょうどこの頃っすね。それが出始めて、みんなが一斉にやり始めたっていうのが、あの時期の象徴的なムーブだったかなと思ってて。
あれは本当にすごかったよね。クラスのカーストとか、陰キャ陽キャといった垣根を完全に超えて、誰でも関係なく熱中していたもんね。なんであんなに流行ったんだろうねぇ。
本当にすごいムーブだったよね。それまでスマホゲームといえばモンストやパズドラが主流だったけど、荒野行動が来てグワンと波に乗った感じ。スマホでここまでできるのかっていう衝撃が大きかったっす。
確かにそう。それまではスマホで対人戦のFPSなんて無理だと思ってたからね。パソコンやゲーム機でやるような本格的なPVPが、スマホ一台で完結するようになったっていうのが、当時の僕らにとって明確な転換点だったんだよね。
そうっすね。出身地域や高校が違っても、みんなが同じゲームをやってるっていう状況は、間違いなくあの時代の空気感だったんだなって感じます。
VTuber文化の黎明期と現在に至るまでの変化
2019年あたりからずっとVTuberを追いかけてるけど、もうそんなに経ったのかって驚くよね。当時はネットの光と闇を詰め込んだような破天荒さがあって、それが魅力だったんだよね。
確かに昔と今では全然違うっすね。当時は四天王の存在が大きくて、企業が3Dモデルを動かすのが主流だった。それが今ではLive2Dでイラストが動く形式が主流になって、事務所も増えて、文化として完全に定着した感じがあるっす。
そうそう。当時は「VTuberって何?」って説明するのが面倒だったけど、今はもう説明不要で市民権を得たよね。ただ、コンテンツが巨大化した分、当時の尖った無茶な企画が減ったことには少し物悲しさも感じるんだよね。
それはすごくそうっすね。昔は「新しい物好き」が見るものだったけど、今はメジャーなエンタメになった。出始めの熱量を知っている身としては、時代の変化と成熟をすごく感じるっす。
だよね。古参とか新参とか色々言われるけど、自分はこれからも末永く続いてくれたら嬉しいし、たまに昔みたいな懐かしい配信があったらそれだけで最高だなって浸ってるよ。
災害の年と呼ばれた2018年の教訓と防災意識
2018年を象徴する漢字は「災」だったよね。西日本豪雨や北海道胆振東部地震、記録的猛暑など、大規模な自然災害が相次いだ年だった。人災も含めて、まさに災いという言葉がふさわしい一年だったんだよね。
本当にそうっすね。ただ、この2年後にコロナ禍というさらなる大きな災いが来るとは、当時は想像もできなかった。でも、災害は常に隣り合わせで、防災に対する意識や整備は、この頃から確実に強固になったと感じてるっす。
確かに。昔に比べて、防災訓練への取り組み方も徹底されるようになったよね。自分も地元で熊本地震を経験して、被害を目の当たりにしたからこそ、災害を他人事だと思わない危機感が、今の世代には根付いている気がするんだよね。
わかるっす。東日本大震災を経験した僕ら世代は、特に意識が引き締まるよね。技術の進歩や先人の知恵のおかげで、以前より死者や重傷者を減らせているのは事実。過去の記録を風化させず、備え続けることが何より重要だよね。
そうだね。最近は熊の出没など、新たな自然の脅威も増えているけれど、不測の事態に備える姿勢は変わらない。過去の教訓を未来へ繋いでいくこと、それが僕たちにできる唯一の対策だよね。
米津玄師とボカロ文化がメジャーシーンを席巻した理由
2018年を象徴する曲といえば、やはり米津玄師さんの『Lemon』だよね。これは、かつて「オルタナティブ」と呼ばれていた音楽が、いよいよメジャーシーンのど真ん中へ突き抜けていった象徴的な出来事だったと思ってる。
確かにそうだよね。それまでのヒット曲とは空気感や世界観が明らかに違ったし、今でもカラオケの王道としてみんなに愛されている。米津さんが第一線で活躍し続けているのは、本当にすごいことだよね。
米津さんのバックグラウンドには、ボカロP「ハチ」としての活動がある。彼がメジャーで成功したことで、ボカロ文化出身のクリエイターが次々とメインストリームへ進出する流れが決定づけられたんだ。YOASOBIのAyaseさんや、Adoさんの楽曲を手掛けたsyudouさんなどがその代表格だよね。
言われてみれば、ニコニコ動画やボカロ、歌い手文化といったインターネットの世界で知名度を上げた人たちが、だんだんとテレビやメジャーの舞台に上がってきた時代だったよね。ネットとテレビの境界線が曖昧になり始めた時期とも言えるんじゃないかな。
そうっすね。今やボカロ自体が市民権を得て、原曲がそのまま流れるのも当たり前になった。この時期にはOfficial髭男dismやMrs. GREEN APPLEもヒットを飛ばしていて、数年後に覇権を握るアーティストの予兆がすでに見え隠れしていたんだよね。
星野源さんのような、元々オルタナティブな感性を持っていた人がトップチャートに入ってくる現象も含めて、「いいものはいい」という価値観が浸透し、大衆音楽のあり方が変わった瞬間だったのかもしれないね。
平成ブームの源流と韓国アーティストの台頭
平成ブームの火付け役といえば、DA PUMPの『U.S.A.』だよね。90年代のユーロビートをリメイクした「ダサかっこいい」というスタイルが、今の平成レトロブームの源流になっているのは間違いないっす。
確かにそうかも。当時、平成最後の仮面ライダー映画の主題歌も担当していたし、平成という時代を懐かしむアンチテーゼ的な空気感があったよね。令和になった今でも、当時のコメント欄で平成を懐かしむ人がいるのは面白い現象だよね。
そうっすね。あと、音楽シーンでいうと韓国アーティストの台頭が顕著だった。TWICEがヒットチャートを席巻して、そこから日韓合同のオーディション番組が次々と生まれた。今の音楽シーンの土台が、この頃に出来上がっていたんだよね。
確かにTWICEはどこでも流れていたもんね。サブスクの普及も相まって、特定の強者が一強になるのではなく、多様なジャンルが競い合う過渡期だったのかもしれないね。
音楽の聴き方がサブスクに移行し、明確なヒット曲が生まれにくい時代でもあったっす。でも、この時期の賞レースで頭角を現した芸人たちが、今のバラエティ界を牽引している。そう考えると、2018年は次世代のスターたちが準備を整えていた重要な年だったんだよね。
第七世代の芸人がネットとテレビの垣根を壊した方法
霜降り明星やハナコ、チョコレートプラネットといった面々が、今の芸人界を引っ張っているよね。彼らが登場した時期から「第七世代」という言葉が生まれ、テレビとネットの垣根を壊していったんだ。
確かにそうだよ。彼らは自分たちでYouTubeチャンネルを持ち、ネタ動画や企画を積極的に発信していたよね。粗品さんが金銭を溶かす企画や、チョコプラのネタ動画など、芸人がネットを使いこなすスタイルが確立された時代だった。
TikTokの台頭も大きいっすね。いかにバズらせるかという生存戦略を芸人たちも意識し始めた。切り抜き動画が拡散される流れもできて、ネットで受けてからテレビに出るというルートが当たり前になったんだ。
昔の芸人さんはコントや漫才のネタを上げるのが主流だったけど、今の世代はネットの流行をうまく取り入れているよね。テレビとネットの境界線が曖昧になり、視聴者との距離感も変わった気がする。
今の13歳にとって、芸人は「ネタを見せる人」というより「コメントする人」という側面が強い。インフルエンサーがショート動画で「あるある」をやるのを見て育っているから、共感性の高いニッチなテーマが刺さるようになっているんだ。
なるほどね。昔の笑いと今のショート動画の笑いは確かに違う。でも、特定の層に深く刺さるコンテンツが全国でバズるという構造は、これからの時代の生存戦略そのものだよね。
そうっすね。今流行っているものを今の感度で続けていけば、8年後にはとんでもない大物になっているかもしれない。流行に対する感度と、実際にやってみる行動力が、次の時代を切り拓く鍵になるはずだよ。



